さっきFLASHのN君とりか坊と打ち合わせしてきたが、
参院選のことを聞いて、呆れかえってうんざりした。
結局、『戦争論』を読んで右傾化した若者が、日韓
ワールドカップで嫌韓になって、韓国人差別をする
ようになって、「ネトウヨ」が生まれた。
最近はコロナ禍で、スマホで情報を仕入れるように
なって反マスコミ化し、愛国に目覚めた年配者が
「スマウヨ」になって、参政党に流れている。
したがって、「反ワクチン」「男系固執」「秋篠宮
バッシング」の一群が政治に興味を持ち始めた
「スマウヨ」だ。
「ネトウヨ」はもう古い。今は「スマウヨ」だ。
ただし世代の若返りがあったわけじゃなく、「スマウヨ」
は年配者だから、年齢的には「ネトウヨ」と変わらない
かもしれない。
「維新の会」の躍進以来、「少数安定政党」のブーム
となっていて、「維新の会」もしょせん公明党には
及ばないが、「れいわ」だったり、「NHKをぶっ壊せ」
だったり、「参政党」だったり、次々に「少数安定政党」
を雨後の筍のように生み出している。
驚いたのは山本太郎が、「れいわ」の延命のため、
衆議院議員を辞任して、参議院に鞍替えしていることだ。
つまり、参議院⇒衆議院⇒参議院と、選挙のたびに
議員辞職して、「少数安定政党」の延命を図っているのだ。
それって、やっていいことなのか?
昔は泡沫候補は当選しなかったが、最近は1議席・
2議席、取れるようになってしまった。
もはや「少数安定政党」を狙って立候補するように
なっているが、自民党にとっては好都合だろう。
何もしない、何も言わないというのが、自民党に
とって最も都合のいい戦略だ。
政治の世界もどんどん劣化が進んでいるなぁ。